#3 2006年

#3 2006年

沖野 大輔

留学生活が3ヶ月経ったとともに、2007年を迎えることになりました。あけましておめでとうございます。

2006年前期は大学で英語、教育、一般教養を身に付ける授業を主に履修しました。夏には槻木学科長の引率の下、海外研修に参加し、オーストラリアへ行きました。私大であるボンド大学付属のBUELIで2週間英語を勉強しました。国際文化学科から4名、日本文学科から1名、短期学部から3名という小規模の参加でしたがとても有意義であり、イギリス留学を控えている僕にとっては本当に参考になるものでした。オーストラリアが僕の最初の海外旅行となったのですが、研修先にはアジア系の人たちが中心で、英語のレベルは全体的に似たり寄ったりといった感じに思えました。しかし、授業は今までの英語をさらに洗練できるものであり、多少ながらに会話する力もつけられました。国内もほとんど回ったことのない僕にとっては海外は新鮮で、常に何かに魅せられていた気がします。出会ったオーストラリア人たちは暖かく、行って本当に良かったと思います。長期的に勉強するには日本人が少し多いためあまり良くはないかもしれませんが、3ヶ月間前後までの語学留学なら差し支えはないと思います。帰る際、参加した8人が確実に成長しているのが感じられました。

この研修から帰国し、2週間程度日本で準備をしてから9月30日に成田からイギリスへ行きました。8月から準備期間があまりない中で半年の留学に関することを決めたという強行日程であったこともあり、飛行機の中では人生で初めての長期に渡る自分1人の生活となることへの不安が多かったのは事実です。しかし、ヒースロー空港へ到着し、イギリスに入国してホストファミリーと会い、入校が無事に済んだ段階でほとんど解消されました。入校時のテストでは10段階の内4.5と評価されて5のクラスへ入りました。後で実質のクラスの最高レベルは7か8くらいだということを知りました。10のクラスまで残って勉強する人がいないからだそうです。3週間後、会話力を上げることを優先するために4のクラスへ変えました。新しいクラスへ入って数週間は依然として会話力が上がってないように感じましたが、12月に入ったときには自分でも実感できるくらいに会話のキャッチボールができるようになっていました。課題は語彙力の強化と分かっていたのですが、なかなかすぐに身に付くものではなく、苦労し続けて今に至ります。会話は自分から話しかけたり、常に文法に気を付けながら上達させているつもりなのですが、話す量と比例してうまくなっていくと思います。聞くことはTVやラジオ、電車の中や道端、などで鍛えられますが、話すとなると少し違います。僕の場合は人と話すのがあまり得意でないので、普段から「今考えていることを英語で言うとどうなるのだろう」と考えたりしています。

来週から新しい学期となります。どれくらいの新しい生徒が入ってくるのかは分かりませんが、周りに負けないように必死に勉強したいと思います。そして、帰国した時に充実していたと思えるようにしたいです。来年度はいよいよ教員採用試験に向けた勉強を本格的に始める年です。英語の会話力はこちらで十分に実力をつけようと思います。

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#2 British Museum

#2 British Museum

沖野 大輔

今回は1人で大英博物館(British Museum)を訪れました。この博物館はロンドン最大規模で、本当に多くのギャラリーがあります。基本的に、各ギャラリーのできるだけ古い時代のものから現代美術まで展示するという構成になっています。

中国、日本、エジプトのギャラリーを訪れたのですが、古典的に価値あるものばかりが展示されていて、日本とは違いショーケースに入っていない物も数多くありました。中国のギャラリーでは陶磁器を始めとした工芸品がたくさん飾られ、さらに仏教に関する展示が目立ちました。さすが中国といった感じの物ばかりでした。日本のギャラリーには焼き物、屏風、東海道五十三次の版画(たぶん本物)、掛け軸、原爆に関する記述などがありました。刀や鎧もあり、外人だけでなく日本人の僕でも魅了されるようなものが多かったです。エジプトのギャラリーには本物のミイラが展示され、他にもスフィンクスや石版、古いアクセサリー、王族の棺などがありました。強烈に印象に残っているのは遺髪のあるミイラです。なぜこのような保存状態が保たれたのだろうかと疑問を持ちましたが、疲れていたので英文を読み忘れました。

この後に近くにある中国陶磁器博物館へ行こうとしたのですが、運悪く休日は閉館でした。なので、ポートベローマーケットへ足を運びました。移動する際に地下鉄を利用したのですが、日本のようにきっちりと時間通りに来ることはめったになく、たまに止まることがあります。そして、このときにはロンドンを東西にまたぐセントラル線が止まってしまったため、乗り継いでポートベローまで行きました。休日に電車が止まることなど日本ではよほどの理由がない限りは考えられませんが、ロンドンではよくあることだそうです。

このマーケットはロンドン最大のアンティークマーケットで、30年以上の歴史を持っています。青果や雑貨、古着などの衣類、陶器、銀食器、家具といった様々な露店(stall)があります。市場の長さはかなり長く、1km〜2kmはあります。そんなに広くない道路の両脇にずらりと並ぶ露店とお目当ての代物を探すたくさんのお客、この光景が長く続くロンドンの歴史の1つなんだなとウインドーショッピングをしながら思いました。僕はたまたま手頃な値段で手袋が売られていたために買いました。恐らく帰国するまで愛用すると思います。

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#7 Global Communication

#7 Global Communication

前田 哲宏

学校が冬休みに入ったのでさっそく旅行にいってきました。どこへ行ったかというか冗談に使えることで有名なあの国、オランダでございます。東欧はほとんど探検したので、西欧を旅するのが必然になるのだが、なぜオランダへ行ったかは今でもよく分からないが、ヨーロッパ諸国の中でも異質な国ということもあって惹かれたのでしょうかね。 この通りがAmsterdamで最も有名な通りの一つ、Red Light District。最初なぜこのような名前にしたのか理解できなかったが、夜にここを歩いてみるとその意味が理解できました。それにしてもこの通りに建っている店は見事に全部Red Light Districtに関係する店なのでちょっと感心しましたよ。 余談ですが、オランダに行く前に中国の女の子(前期にExeter大学を卒業して中国に帰郷)とチャットしていたのだけど、その子がRed Light Districtはすごく綺麗な所と聞いているから、行ったほうがいいよと言っていたけど、それほど綺麗な所ではありませんでしたね。まあ期待値が高かったのもありますが。

続いてこちらがHolandで最も有名なCoffee Shop。「オーシャンズ12」という作品を知っていればここがなぜ有名なのかが理解できるはず。なんといってもジョージ・クルーニー(ロス先生の頃から見ていましたよ)、マット・デイモン(僕の最も好きな作品の主役なので、彼の作品はちょくちょくチェックしています)、そしてブラッド・ピットがその映画の撮影で使用した店なのだから。 中に入ってみると店内は思ったよりも狭い感じを受けました。まあ入る前から分かっていたけど、店内ではほとんど誰もコーヒーを飲んでいませんでしたね。みんな別の事に夢中でした(笑)この光景はまさしくオランダだけでしか見られない光景です。

旅を終えてオランダから帰ってくると、見たことのないアドレスからメールが来ていた。誰だろうと思ってみてみると、夏にIrelandを旅していたときに知り合ったCanadaの人からのメールでした。Live SpaceでBlogなどを書いているから見に来てねと。なるほど、なるほど。 その後、その子とチャットしていたら、貴方のメッセンジャーのメッセージは良い言葉ね、それは真実よ、と。僕は喜ぶというよりもなぜこれが読めるのだと不思議に思った、というのもそのメッセージはフランス語で書いたものだから。それを指摘したら彼女の母国語はフランス語だそうで。そういえば、彼女の出身はケベックだったな。

旅をするのはやはりこの’出会い’があるからなんでしょうな。旅をして違う国から来た人たちを色んな事を喋る。それだけで、ここに来て良かったなと思うことが多々あります。まだまだ知らない事が山のようにある、そしてそれは確実に人生の糧になる。それを知るためにもっと色んな所を旅しようと思った。そんな今日この頃でした。

前田君のブログ“ぶりたにあ生活日記”は、こちら

#7 学期の終わりに

#7 学期の終わりに

北 洵子

曜日感覚で動いている毎日。日付を気にしていないと、2006年最後の月ということもすっかり忘れてしまいそうです。12月に入るとすぐに学期末テストが始まり、暗記もの、筆記もの、発表もの……などなど、さまざまな種類のテストの準備に忙しい日々。そんな中、誰かが黒板に『クリスマスまであと**日』とカウントダウンを書き始めると、うだるような空気も一転、みんなクリスマスに向けて意気込んでいました。

今回は2学期目ということで、全てにおいて前期よりもスムーズだった気がします。論文を書くにしても、資料を読むにしても、より上のレベルの内容に挑戦し、より早めに仕上げることができました。実は今学期から、拓殖大学(東京)の生徒さんが数人、こちらで英語を勉強しています。彼ら同士のおしゃべりは日本語なのに、私と話す時はなぜか英語。気を遣っているのかな?と思いましたが、彼ら自身も日本人と英語で話すことを楽しんでいる様子。そのうちの一人は私と同じクラスなのですが、その子は日本人グループの中でも人一倍の頑張り屋さん。休みの日に一緒に出かけるときも、必ず一度は英語の勉強の話が挙がります。でも、ショッピングを楽しんだり、美味しいものを食べに行ったりと、ここは普通の女の子。とても上手に勉強と余暇を両立しているなぁと思います。今学期もすてきな仲間に出会えて本当に良かったです。

私自身の生活は穏やかなのですが、最近身の回りで少し気になることがあります。イギリスの至る所で女性の連続殺害事件が発生したり、エクセター市内、ましてやキャンパス内でも強姦事件が発生したりと、物騒なニュースが後を絶ちません。最近は16時になるとすっかり日も落ちて、外は真っ暗です。ガイ・フォークス・ナイト(11月)以降、『お祭り騒ぎ』状態が続き、クリスマスを目前に、お酒に酔って浮かれている若者もたくさんいます。こんなことはあまり書きたくありませんが、実際に住んでいて毎日感じることでもあります。金沢と同じくらい安全だと思っていたエクセターですが、これからは今以上に用心していかないとと思います。楽しい冬休み、そしてすてきな新年を迎えたいですからね。

では、皆様もよいお年を。

北さんのブログ“Great Kingdom Mews”は、こちら

#2 Remembrance Day

#2 Remembrance Day

石川 泉

11月11日、日本だと“ポッキーの日”というイメージですが(笑)、カナダでは“Remembrance Day”と言って、これまでの全ての戦争でカナダのために戦って戦死した兵士達への追悼式が行われ、1週間ほど前からカナダの人たちはこのRemembrance Dayの象徴であるポピーの花を胸に付けています。

私も今回この式を見に行って来たんですが、うまく言えませんが何だかとても不思議な気持ちにさせられました。この追悼式の根本はこの国の為に戦ってくれた人々に“感謝”するものなんです。あなた達のお陰で、今の私たちがあります、ありがとう、と。 日本にはない考え方ですよね。日本ではどうしてもA級戦犯だったり、戦争をした人たちが悪いというような傾向があるようなきがします。でも、今日の追悼式を見て、国としてではなく、兵士の1人1人として見たら、きっと誰もが自分の大切な人を守りたくて戦っていたんじゃないかなと思いました。みんな自分の家族だったり、恋人や友達を守りたくて、そしてその人達に未来を残したくて戦っていたんだとしたら、今こうして私たちがいられるのはやっぱり彼らのお陰なんじゃないかなと思いました。

この日は天気予報で雨が降ると言われていたんですが、式の間は日が差して暖かく、式が行われたParliament buildingの上だけが雲が晴れて光が差し込み、掲げられた半上旗ははためき、何か神秘的なものを信じずにはいられない様な日でした。 きっと日本にいたら気づけなかったこと、自分たちとは違う考え方を垣間見ることができ、大切な事を気づかせてくれたような日でした。 この式に参加できて本当によかった。

石川さんのブログ“Wonderful life in Victoria カナダ生活奮闘記”は、こちら