『2008 アジアフォーラム in 石川』に参加して

国際文化学科4年 北 洵子

著者は向かって左端

 今年の『アジアフォーラムin 石川』は、24名のスカラー学生らに加え15名の日本人大学生が、「20年後の金沢 ―観光面からのアプローチ―」というテーマに取り組みました。
 日程の大半が講義であった昨年の同プログラムに比べ、今年は学生主体のグループワークを中心としたアクティブなもので、開催の約1ヶ月前から地元の学生が中心となり、念入りに準備を進めました。なかでも、2日間に分けて市内を調査するフィールドワークは、その後の討議で非常に重要な判断材料となるため、直前まで幾度となく調整を繰り返しました。

 多彩に変化し続ける金沢の20年後を見据えることは、そう簡単ではありません。とりわけ今年度は小松空港から台湾便が、金沢港からは釜山便が就航し、石川県の国際化に大きな一歩を刻んだ年でもあります。観光地としてさまざまな楽しみ方がある石川県ですが、本プログラムでは金沢市の「歴史・文化」、「景観・建築物」、「食」、「交通・交流人口」という4つの側面から観光面へアプローチすることに決定しました。
 当日のフィールドワークでは一時大雨が降ったものの、このような事態を予測しながら準備をしてきた成果が発揮され、どの班も無事に調査を終了できたと思います。翌日の報告・発表会に向けた班別討議では、意見がうまくまとまったグループもそうでないグループも、夜遅くまで真剣に金沢のことを考えてくれました。そして発表当日、私たちのグループ発表『金沢、黄金の光を解き放つとき』という題が示すように、各グループがあらゆる手法で、金沢の秘める光と影をステージ上に見事に映し出してくれました。

 プログラム期間中は、違う国や地域の学生が同じ課題に取り組み、さまざまな意見や価値観を共有できたことで、頭と心がつねに刺激されていたように思います。つかの間の出会いで芽生えた友情は、将来きれいな花を咲かせるべく今もその身をのばし続けています。観光都市として、そして私たちが生きる街として、金沢市の未来創造に参加できたことに感謝するとともに、20年後の金沢市に大きく期待します。

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