「アジアフォーラム2008 in Kanazawa」に参加して

国際文化学科3年 古村 悠

 私は7月10、11、12日の3日間金沢で行われたアジアフォーラムというプログラムに参加させていただきました。このプログラムというのは財団法人日航財団がアジア・オセアニアから24人11カ国のJALスカラーの学生たちを日本に招き、東京と石川をまわり日本の現地学生と交流するものです。毎年行われているようですが、今回石川の現地学生として初めて私も参加させていただくことになりました。石川での交流は「テーマ:20年後の金沢〜観光面からのアプローチ〜」に基づき、スカラーたちと共に金沢をまわり、将来の金沢について考え、最終日に専門家を交えた発表会で自分たちの意見や提案を行うことが目的でした。

 スカラーを金沢に迎えるにあたり、地元学生が事前に準備すべきことがありました。それは、スカラーと日本人学生の混成グループを作り、各グループどの視点から観光を調査するか、金沢をまわる際のルートを決定することです。グループは「歴史・文化」、「食」、「建築・景観」、「人口・交通」グループに分かれそれぞれの視点から金沢の観光について考えることになり、私は「歴史・文化」グループになりました。ルートを決定するのにはとても苦労しました。低コストかつ一日で金沢の歴史や文化をスカラーに知ってもらうにはどうしたらよいだろうか。金沢には加賀友禅や九谷焼、金箔など多くのすばらしい伝統工芸品があるがどうしたらそのすばらしさを伝えられるだろう。歴史的景観も金沢に数多く残っているが、どこをルートに入れたらいいだろう。食事はどこでとろう。グループで何度も討議したり、実際に下見に行ったりと大変でしたが、今まで知らなかった金沢を発見しているようでとても新鮮でした。

 プログラム初日、スカラーとの対面の後、全体で金沢市内を観光しました。2日目はフィールドワークでわたしたち現地学生が考えたルートで金沢を一日まわりました。時間配分などうまくいくか心配していましたが、スカラーたちに金沢の歴史・文化を紹介しながら歩くフィールドワークは大成功に終わりました。特にスカラーはひがし茶屋街で訪れた、ある茶屋で着物を着たお店の人の英語の説明を聞いているとき、興味深く話を聞いていました。みんな日本についてとても興味を示してくれ、質問なども日本の歴史から今に至るまでさまざまで、答えられないものもありもっと自分の国のことを知っておかなければいけないなと思いました。
 フィールドワークから帰ってきてからは、最終日のグループ発表にむけての準備に追われ大忙しでしたが、国も文化も違う人たちが集まって一つのものを作り上げるというのはとてもすばらしいことだなと思いました。今回の経験は、とても価値あるものになりました。

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