#4 The End of the 1st Term

北 洵子

Tea time with my classmates
 イギリスの大地が夏の訪れを感じさせる頃、それは別れの季節の到来をも意味します。エクセターでの一学期が終わり、たくさんの友が自国へ、そして新たな出発点へと去ってゆきました。これから始まる長い夏休みを前に、私も今、新たな思いでこの原稿を書いています。

 4月、西も東もわからぬまま辿り着いた異国の地。すてきなフラットメイトに迎え入れてもらい、心配事がゼロに等しいほど穏やかなスタートを切ることができました。フラットメイト同士で一緒にいる時間がとても長く、お互いに『家族』と言える存在、そこを『家』と呼べる大切な場所となりました。
 5月、本格的に授業がスタート。申請してあった本来のコースよりも上級のコースに配属されたため、大学院進学予定者と共に授業を受けることになりました。英語の知識はもちろん、授業の内容さえもが私にとってはアカデミックだったため、毎日毎晩、勉強一本の生活が続きます。もうダメだと諦めかけたこともありました。問題がまったく解けなくて授業中に泣いてしまったこともありました。でもそんな時に支えてくれたのは、苦労を分かち合えるクラスメイト。今こうして達成感を感じられるのも、あの時彼らが私を導いてくれたおかげだと思っています。
 6月、個人研究が多くなり、学術的な内容と、それに立ち向かう自分との闘いが続きます。たくさんの書物を読み、ちょっとした統計もとり、論文の書き方も一から勉強しました。提出日ギリギリまで何度も修正を重ね、どの論文・作品も、とても満足のゆくものとなりました。そしてフラットメイト・クラスメイトと別れの日々。どの人も数え切れないほどの思い出と、心に響く教訓を残していってくれました。

この3ヶ月間、私は常に『挑戦』という文字を心に掲げ、自分の限界に挑戦してきました。ひと区切りがついた今、達成感と開放感で胸がいっぱいです。夏休みは個人勉強を進める予定ですが、7月中旬には日本からもたくさんの学生が留学に来るようなので、彼らとの交流も楽しみです。また、フラットメイトもちょうど入れ替わりの時期なので、さらなる出会いに今からわくわくしています。

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