メディアデザイン学科 教育理念

21世紀初頭の今日における情報化は、今や、情報技術とネットワーク技術との融合によって形成され、さらにマルチメディア技術と統合した高度情報化社会の形成に向かって進んでいます。様々な分野における情報システムの機能の高度化、情報システムの利用環境の高度化及び情報システム構築技術の高度化をもたらしています。情報システムの機能については、画像や音声等のマルチメディア情報を含めた多様な情報処理ができることが必須となり、情報システムの利用環境も閉じた利用環境からインターネットに代表される地域差・時間差のないオープンなネットワーク利用環境に変化するとともに、マルチメディアの応用により人間の直感や認知形成と親和性のある利用環境へと変化していきます。

ボーダーレス、グローバリゼーションの著しい国際社会において、わが国の優位性を高め、先進国との競争力を強化するためには確固たる情報武装を図ることが欠かせません。それ故に、今、技術者の人材育成は、年々その需要が高まる中で産業界から強く要請されているところであり、高等教育機関が果たす重要な責務であると認識します。

本学が、立地する北陸地区では、金沢世界都市構想の下で、マルチメディアなどの最先端の情報通信技術を活用して、世界に発信する高度情報通信ネットワークの整備を図り、地域における学術、文化、福祉等の情報発信サービス機能の強化と、中小企業を中心とする地域産業界への高度情報技術の導入により、都市全体の機能拡充を図る施策が講じれらていて、情報技術者の需要が高まっており、本学科の設置は、地元産業界からも強く要望されています。

加えて、本学科では、当学部の美術工芸の題材である美術品のデジタル情報化と美術情報データベースシステムの構築、当学部の文化財学科の「埋蔵文化財」や「記念物」、「有形文化財」の文化財情報データベースシステムの構築などのマルチメディア技術を活用した情報システムの構築という具体的なテーマをとおして、学部内の連携を持った教育・研究が実現できるとともに、地域社会の情報発信面で貢献すべく、マルチメディア社会を視野に入れた情報技術者の養成に重点をおき、特に、情報システムデザイナーとマルチメディアデザイナーの育成を主眼としています。 このような重大な責務完遂のための本学科は設置されたのです。