「日本語・日本文学基礎研究」特別講義を行いました

 平成24年9月24日(月)3限、「日本語・日本文学基礎研究」では特別講義を行いました。

 今年度は詩人の井崎外枝子先生(日本現代詩人会会員)においでいただき、「言葉の力・詩の魅力」という演題でお話ししていただきました。

 井崎先生はまず、子どもの詩が面白いのは、子どもが直感に素直に反応して言葉を発しているから、また、結論を求めずにひたすら問い続ける姿勢が子どもの中にあるからだとし、今、この瞬間の、この感覚をすぐに言葉として表現することが何よりも大事、と語られました。

 次に、濱口國雄・広津里香・吉原幸子の詩の朗読を交えながら、詩として成立するための三つの要素、「意味」「リズム」「イメージ」について説明してくださいました。

 最後に、中原中也の詩「盲目の秋」を取り上げ、311大震災とは直接関わりなく書かれたこの詩が、震災後、新しい意味をもって蘇ってきたのは、言葉に時間を超越する驚くべき生命力があるからだ、とお話をまとめられました。

 凛とした立ち姿から発せられる井崎先生の力強い声に聞き入っているうちに、次第に学生たちの背筋が正されていく様子が印象的でした。(TTo) 

講義をされる井崎外枝子先生

 

井崎先生のお話に耳を傾ける学生たち

 

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