食物栄養学科

ななお ゆみこ

七尾 由美子准教授

一次予防で社会貢献を

日本の少子高齢化・食料事情・身体活動量の低下などに伴い、生活習慣病罹患者は増加し、医療費も今後さらに増加すると思われる。景気低迷や次代を担う若い世代の減少などの影響も受け、揺らぎつつある国民皆保険制度を維持するためにも、医療費抑制は国の重要な政策の一つである。

栄養士・管理栄養士は疾病の治癒・回復だけでなく、一次予防を具体的に身近で実践できる素晴らしい職業である。児童・生徒には学校給食を通して食育が盛んに行われるようになった。産業給食においても、ヘルシーメニューの提供等を通して食事の大切さをアピールできる。行政に携わる者は地域住民の健康を願って事業を行っている。こうした努力の積み重ねが、将来の医療費抑制に繋がるのではないだろうか。

また、いずれの職域に携わる栄養士・管理栄養士においても、最も大切なのは「優しさ」だと私は思う。対象者の状況を理解し、共感し、支援し続けるには「優しさ」が必要である。「厳しい中にも優しさを兼ね備える」栄養士・管理栄養士の育成を目指します。東京都出身。東京家政大学。